2017年12月21日木曜日

#12

 みなさんお元気ですか?
 私は2008年卒の岡田拓也と申します。

 今私は、野村證券株式会社に勤務しております。仕事は株式や投資信託・保険などを通じ金融面からお客様の問題を解決することです。

 昨年東京の支店から転勤して現在は富山支店に在籍しています。富山県は薬売りで有名な街であり、昨年から開通した北陸新幹線によって非常に観光で人気な地域であります。その中で、サラリーマンの方や退職者・企業オーナー・法人など様々なお客様を担当させていただき、日々変化する経済環境に対応して人生のパートナーになれるよう仕事をしています。

 私の仕事は非常に幅広く、資産運用に関してでは国内の上場する3000社以上の株式や海外企業の株式に投資をおこない、またそれ以外でも投資信託や債券などの商品でグローバルに運用をおこいます。状況や環境の変化によって変動していきますので、常に情報収集をしてお客様のお考えにあった商品をご案内できるよう努力しています。資産運用だけでなく、法人の財務の問題解決や事業承継または本業がさらに発展していけるようアドバイスなどもおこなっています。その中で、他の金融機関からも信頼していただき、「岡田くんが担当で良かった」と仰っていただけることが仕事のやりがいになっています。しかし、非常に大変なことは何度もありました。入社後、新規開拓で飛び込み営業を直ぐにおこないましたが、国内だけでなく外資系の金融機関との激しい競争やアベノミクス前の景気低迷期により始めは全く上手くはいきませんでした。知識面においても「株とは」という状況だったので何センチもある参考書を何冊も読みあさり、またそれ以外のお客様が興味のある分野についても必死になって勉強をしました。

 そのような中で、私が一番大切にしていたことは高校時代に学んだ「継続は力なり」です。どんなに結果が出なかったり、辛いことがあっても諦めることなく常に心に唱えて目標に向かって突き進んでいきました。結果が出るのに早い人もいますが、1ヶ月や半年・1年以上もかけて結果が出てくる人もいて、いつ花開くのか分からないことはたくさんあります。仕事での結果もですが高校の学業や部活の成績も同じことだと感じることが多々あります。今は結果が出ていなくても継続してチャレンジし続けることが大切だと高校時代を振り返って改めて感じます。


 卒業した今は在学生の活躍が何より励みになり「自分も負けてられないな」と奮い立たせてくれます。また、作陽ブランドが全国にもっともっと響き渡るとこができれば何より嬉しく思います。これからもそうで在り続けるよう皆さんの活躍を楽しみにしています。

2017年12月8日金曜日

#11

みなさん元気ですか?私は2012年卒業生、井口琢朗です。

今、私は津山市議会事務局に勤務しています。市役所に入庁して4年目になり、2つ目の部署になります。

公務員、その中でも市役所職員、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
議会事務局と聞いてどのような仕事をしているか、すぐに思い浮かぶ人は少ないと思います。そもそも議会とは市長など行政の執行機関と、選挙で選ばれた市議会議員とが意見を交わし、よりよいまちづくりを行うための話し合いをする場です。議会事務局はそのような議会の運営の手助けを行っており、入庁4年目の私には、非常に刺激的で勉強になる日々を過ごしています。

議会では、津山市が行っている事業・政策等ほぼ全てのことが議論されます。そこでは様々な意見を出し合い、議論を交わし、津山市をどのような街にするのかを考えます。まさしく津山市の中枢を担う場であり、津山市の為に、と強い思いを持った人たちが集う場所でもあります。
その場に微力ながらも貢献できていること、また、津山市では今、何が起こっていて、何が問題なのか、どこに向かうのか、ということがより近い場所で勉強でき、仕事ができていることに、やりがいと誇りを感じています。

私が、市役所に入庁した理由としては、自分の生まれた街、育った街のために働くことが、自分を育ててくれた街に対する恩返しになるという思いがあったからです。
市役所で行われている全ての仕事は、津山市の為、津山市民の為の仕事です。例えば、私が入庁して最初の職場である市民課では、住民登録や、戸籍への身分事項の記載、各種証明の発行など、市民の方の生活に直接影響を与える職場でした。
現在の議会事務局でも、議会運営の手助け、議員活動への手助けを行うことは、津山市をよりよい街にすることを手助けするという意味で間接的ではありますが、市民の為の仕事といえます。
このように市役所は、私が望んでいた、自分の生まれた街、育った街で働ける最良の場所だと感じています。これから、様々な部署で様々な仕事をするようになると思いますが、全て津山市の為になっているんだ、という誇りと責任をもって公務にあたりたいと思っていると同時に、様々な角度から、様々な方法で津山市に貢献できることを今から、楽しみにしています。

そしてこのような場に寄稿できるせっかくの機会ですので最後に一言。
私は、在校生やこれから作陽に入学される方に、「あれを頑張ってほしい」とか「こうすることが大切だ」など、為になるアドバイスをすることはできません。
ただ、知っていてほしいことは、みなさんが現在送っている又は送ろうとしている高校生活は、私たち卒業生が胸に大切にしまっている「あの頃」の高校生活ということ、そして当たり前ですが、あなた自身の中でもいずれ「あの頃」になってしまうということです。その時になってはじめてその「あの頃」がかけがえのないものであるということに気付くのです。


悔いのない「あの頃」を過ごしてください。