2017年11月18日土曜日

#9

 みなさんお元気ですか?私は2006年に作陽高校を卒業した黒田瞬と申します。

現在、私は株式会社中国銀行で働いています。

高校生のみなさんが銀行を利用されるといえば、窓口やATMでお金を預けたり、引き出したりすることがほとんどではないでしょうか?銀行の仕事は商品を作ってコンビニやスーパーで売る訳ではなく、建物を建てたりする訳でもないので、目には見えないことが多く、イメージが難しいと思いますが、みなさんの生活に大きく関わっています。銀行の業務は多岐にわたりますが、一例を挙げれば、ご両親からの仕送りをみなさんの口座に確実に届けるのも銀行の役目ですし、車や家等の高価な物を買う方にご融資をするもの銀行の仕事です。

 私は2010年に中国銀行に入社してから約8年間の大半を渉外係(外回り)として活動しています。主な仕事は、地域の企業を訪問し、資金の運用や融資等を通じて企業が抱える様々な課題を解決することです。その仕事を行う中で私が最も重要だと考えていることは、お客様といち早く信頼関係を構築することだと思っています。この信頼関係を構築するとういう面で作陽高校を卒業したことが現在とても力になっています。

 私は2度の転勤を経て昨年7月に津山支店に配属になりました。津山支店に着任し、お客様と会話をする中で「作陽高校でサッカーをやっていました」と言うと「それはすごいね!」と自分に興味を持ってもらい、お客様と関係を築く大きなきっかけとなっています。また「今年はフォワードの○○君がいいね!」など、かなり詳しい方も多くおられ、改めて津山の方が作陽高校を本気で応援してくださっていることを高校生の時以上に感じ、嬉しく思うことが多々あります。

 営業活動をしていて、お客様に自分の提案が受け入れてもらえないこと、自分の思いが伝わらないことは多くあります。そんな時に私が大事にしていることは作陽高校の校訓にもある「継続すること(継続は力なり)」です。お客様にどうなって欲しいのか、自分がどのような取引をしたいのか、お客様とどのような関係になりたいのか等の目標を持ち、その為にはそんな行動をすれば良いのかを考えます。後はそれを実行します。1度では受入れられないこと、失敗することの方が多いですが、そこで諦めずに続けていれば思いが伝わることは数多くあります。

この「OB・OGのお元気ですか?」への投稿をきっかけに作陽高校に入学してから現在までを振り返り、諦めずに継続すれば何かが変わるという気持ちは、少なからず高校生活3年間で身についたものだと改めて感じました。高校生のみなさんも自分が楽な方に進みそうになった時には一度作陽高校の校訓を思い出してみてください。